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100 Japanese Photographers,1993
販売元:シナジー幾何学
定価:4800円
対応機種:HYBRID仕様
●100 Japanese Photographers,1993
シナジー幾何学の、写真集CD-ROMのシリーズ「Photopedia」シリーズ第一弾。日本で活躍する写真家100人のデータベース。写真評論家高橋周平の監修により、現在の日本の最先端を行く写真家が集められている。データは256色だが、丹念な色校正により、かなりの再現性で収録されている。色数を抑えた分、写真データを多数収録することが出来るようになり、ハイコストパフォーマンスな写真集になっている。写真の現在を知ることも出来るし、その写真家に仕事を頼む際のデータベースにもなっているという、お得なCD-ROM。シリーズ化が予定されている。
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20's AVANTGARDE
販売元:デジタローグ
価格:8800円
対応機種:Macintosh
●20's AVANTGARDE
版権が切れて著作権フリーになった、1920年代のサイレント映画の名作をCD-ROMに集めたもの。収録作品は、ルネ・クレール監督の「幕間」、ダドリー・マーフィーとフェルナン・レジによる「バレエ・メカニック」、マン・レイ監督の「ひとで」、そしてルイス・ブニュエル監督の「アンダルシアの犬」の4本。作品は全て折り紙付きの名作だ。特に「幕間」と「アンダルシアの犬」は今見ても充分に面白い。しかし、全てビデオになっているし、ビデオで買い揃えた方が安いというのが怖い。独自に音楽を付加しているが、これも無い方がいいような気がする。
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3D Atlas
販売元:EAV
定価:12800円
対応機種:Macintosh、Windows
●3D Atlas
最近、家のトイレには世界地図が貼ってある。ま、トイレの間ヒマだから何か眺めるものを貼っておこうというんで、とりあえず手元にあったナショナル・ジオグラフィックのオマケの世界地図を貼ったんだけど、これ見てると、いかに世界の地理に無知かを思い知らされて結構楽しい。エジプトはどう見てもヨーロッパの位置にあるなあ、スエズ運河の東にあるから中近東に分類されてるのかな、とかいう小学生のようなことを考えながら、ぼんやりと地図を眺めていると、時間を忘れてかみさんに怒られたりする。当然足もしびれている。Turkeyって何だ?トルコだっけ?とか、情けない。
3D ATLASは、CD-ROMになった世界地図の地図帳みたいなもんで、中々データも充実してるから、中学校で初めて地図帳をもらって、凄いワクワクした感覚が甦った。普段、ホント地図をトイレに貼るまでは、ほとんど興味も何もなかった世界や地球のことが、突如面白く感じられるのも不思議だけど、島国日本の住民にとって、海を越えた向こうの世界というのは、誰でも無意識に憧れてるものなのかも知れない。これが世界だ!と、世界地図を広げて感動していた幕末の志士の感覚に近いのかも。
地図を眺めてるだけでも、かなり遊べるというのに、このCD-ROMは、その何百倍もの情報が詰まっていて、実はそういう情報しか詰まってないから凄く生真面目な内容なのに、なんだか物語でワクワクするような感覚がある。六億年にわたって、地球上の大陸がどのように移動していったかが、画面で見られる。一年間の植物の生態変化や雲の動きを地球規模で見るのも楽しい。地球から都市にズームインして、そのままスペースシャトルや旧ソ連のスパイ衛星が撮影した地表の様子を見る。EC加盟国やNATO加盟国を地球儀上で確認出来る。アルプスやロッキーを飛行機で飛んでいるような気分にさせてくれる3Dフライトもある。地図帳にときどき載っていた衛星写真をより詳しくして、しかも動いたりするから、何だかわかんないけどつい見ちゃう。
各国の情報を詳細に見ることも出来るし、失業率とか人口とかをグラフで見ることも出来る。このへんは、地図帳の最後の方に白黒ザラ紙印刷で書いてあった部分だ。こういう統計データってのも麻薬的な魅力があって、えー、日本ってあそこより下なんだ、とか考え始めると止まらない。データの比較が簡単に出来るのがCD-ROMのメリットかな。
そんなこんなで、意味もなく世界を勉強したら、世界一周ゲームで力試しができる。このゲームが、オマケ的なものにしてはよくできてる。1人〜3人までで遊べるのも嬉しい。こういうのは対戦相手がいないと燃えないもんね。そういえば、昔、辞書とか地図帳とかをお互いに持って「ベトナムの首都は?」とか問題を出し合っては、お互いの無知をさらけだすという、ヤな遊びをしてたなあ。このゲームもそれに似た感じで、問題を解いて、その速さと正解率に応じて、距離が得点として加算されていく。その距離が世界一周分たまったら勝ちという、ただの三択クイズなんだけど、問題の出し方がうまくて、始めるとムキになってしまう面白さだ。風景写真が表示されて、これはどこの国でしょう、という問題や、国旗が三つ表示されて、オーストリアの国旗はどれ?といったような、文章ではなく画面で見せる問題がほとんどで、CD-ROMならではだな、と感じる。結構難しいけど、ときどき、日本の首都は?なんてラッキー問題も出るから、二人で遊んでると、「そっちの問題は簡単すぎるー」とか言いながら、殺伐としたムードで遊べるから、結構マジで勉強になる。少なくとも、私は国旗を随分覚えてしまった。そんなもん覚えてどーすんだ、とも思うけど、やっぱ嬉しい。
クイズは五問おきにプレイヤーを交代して行うんだけど、その交代する所で、獲得した点数に応じて、空を飛ぼうとして腕に付けた羽根をバタバタさせる人や、自転車に羽根を付けて走る人などのムービーが表示される。よくあるテレビのお笑い海外ビデオ番組みたいだけど、クイズの緊張感をほぐしてくれるくらいには面白い。
しょっちゅう見るもんじゃないけど、地図帳代わりに一家に一枚、とりあえず持ってる価値はあるような気がする。不思議だなあ、なんでこんなのが、こんなに面白いんだろう。もしかして、俺ってホント幕末の人間なのかも。日本の夜明けは近いのかな。
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600OVER
販売元:アーツテック
定価:5900円
対応機種:Macintosh
●600OVER
Illustratorのファイルと通常のPICTファイルで600点以上のイラストを収録したCD-ROM。だからタイトルも「600 OVER」と、そのまんまだ。干支、季節関連、行事、人物、生活、地図、マークなどのイラストを、Illustrator5.0Eファイル、Illustrator3.2Jファイル、カラーPICTファイル(300dpi)、グレースケールPICTファイル(300dpi)の4種類の形式で収録。もちろん、すべてライセンスフリー。検索にはKUDO IMAGEBROWSERのスタンドアロン・カタログ・ファイルを収録してあり、それで行うため、膨大な量でも素早く欲しいイラストにアクセス出来る。
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